これまで30年以上続けてきたウインドサーフィン。そして、長年書き続けてきたブログ。その積み重ねをもっと有効に活用できないかと思い、ChatGPTと一緒に、自分専用の「千葉ひで AI Wind Assistant」を作成しました。

アプリでは、検見川・富津・新舞子・某所・岩井・館山・大洗の7ゲレンデについて、Open-Meteoの3つの予報モデル(Open-Meteo・JMA MSM・ECMWF)から最新の予報を取得し、その予報をそのまま使うのではなく、30年以上ウインドサーフィンを続ける中で培ってきた自分自身の経験で補正しています。さらに、その補正後のコンディションをもとに出撃判定を行い、過去10年間・287回分のブログ経験と比較して、「過去の自分なら、この日に出撃しただろうか?」まで分かる、自分専用のAIアプリです。
今回の完成版では、2016年1月から2025年12月までの過去10年間・287回分のブログ記事をWordPressのXMLから経験データとして取り込み、現在の予報に近い過去の出撃記録を経験AIが自動で探し出します。過去のゲレンデ、風向、風速、波、使用したボードやセイル、プレーニング率などを振り返りながら、今回の出撃判断に役立てることができます。
新しい経験も、これまでどおりブログを書き、WordPressのXMLを書き出して更新するだけ。つまり、30年以上書き続けてきたブログそのものが、自分だけの経験データベースになります。もちろん、週間風予報や最終判断ではWeathernews、Yahoo!、SCW、有料版の海快晴なども確認しています。
このアプリは、それらの情報と30年以上積み重ねてきた経験を一つにまとめ、「出撃判断の司令塔」として使うことを目的に作りました。
経験補正による出撃判定
Open-Meteoの3つの予報モデル(Open-Meteo・JMA MSM・ECMWF)から最新予報を取得します。その予報に、30年以上積み重ねてきた自分自身の経験による補正を加え、7つのゲレンデの出撃しやすさを100点満点で評価します。風向・風速・最大風速(ガスト)・波高・波周期などを総合的に判定し、その日の出撃しやすさをスコア化します。複数のゲレンデを一度に比較できるため、「今日はどこが一番良さそうか」がすぐ分かります。
また、出撃判定ではスコアだけでなく、推定プレーニング率も表示しています。プレーニング率が50%未満と予想される場合は「見送り推奨」と表示し、実際の自分の判断に近いアドバイスを行うようにしました。
さらに、Open-Meteoの3つの予報モデル(Open-Meteo・JMA MSM・ECMWF)を比較し、その結果から予報の信頼度も表示しています。「今日は予報がよく揃っている日なのか」「予報モデルごとの差が大きい日なのか」が分かるため、出撃判断の安心感も高まりました。なお、出撃判定では、一日の平均風向ではなく、もっとも風が良い時間帯を中心とした前後2時間(最大5時間)を代表値として判定しています。そのため、一日平均では分からない、実際に乗る時間帯に近いコンディションで評価できるようにしています。
どのような考え方やロジックでPOINTを算出しているのかについては、後述する「出撃判定の考え方」で詳しく紹介します。
時間別風予報
時間ごとの風向・平均風速・最大風速(ガスト)・波高・波周期を一覧表示します。朝だけ吹くのか、午後から吹き上がるのか、夕方まで続くのかなど、一日の流れがよく分かります。出発時間や撤収時間を考える際にも、とても役立っています。
見やすさへの工夫
毎日使うアプリだからこそ、見やすさにもこだわりました。
出撃判定は円形ゲージで表示し、ひと目でコンディションが分かるようにしました。さらに、スコアによって色も変化します。0~39点:グレー、40~59点:オレンジ、60~79点:水色、80~89点:青、90~100点:エメラルドグリーンとすることで、数字だけではなく色でも判断できるため、直感的にコンディションを把握できます。
時間帯による表示切り替えは、夕方18時を境に、自動で「今日」と「明日」の予報を切り替えるようにしました。仕事帰りや前日の夜でも、翌日のコンディションをすぐ確認できるので便利です。
シンプルな4タブ構成は、必要な機能を「出撃判定」「ランキング」「経験AI」「時間別」の4つにまとめました。フッターにそれぞれのボタンを配置し、迷わず目的の画面へ移動できるよう、操作もできるだけシンプルにしています。
おすすめゲレンデ
自分がよく行く7ゲレンデを比較し、その日のおすすめ順位を表示します。単純に風速だけで順位を決めるのではなく、ゲレンデごとの風向、海面、波、波乗り期待度、安全性なども加味しています。普段行き慣れたゲレンデのなかで、「今日は館山が良さそう」、「岩井の方が楽しめそう」といった新しい判断材料にもなります。
ボード・セイルAI提案
現在の予報と過去の経験から、自分が持っている道具の中でおすすめのボードとセイルサイズを提案します。出撃前にどんなコンディションになるか、想像できるようになりました。
出撃判定の考え方
このアプリでは、単純に風速だけを見て出撃判断しているわけではありません。
まず、Open-Meteoが提供する3つの予報モデル(Open-Meteo、JMA MSM、ECMWF)から、風向・風速・最大風速(ガスト)・気温・波高・波周期などの最新データを取得します。3つの予報を比較し、その中央値を基本データとして利用するとともに、各モデルの予報のばらつきから「予報の信頼度」も算出しています。そのため、「今日は各モデルの予報がよく一致している日なのか」「モデルによって予報が大きく異なる日なのか」まで把握できます。そのうえで、ゲレンデごとの風向特性や海面、安全性、波乗りのしやすさなどを考慮し、出撃判定の基本となるPOINTを算出します。
さらに、30年以上ウインドサーフィンを続ける中で感じてきた「体感」も取り入れました。例えば、夏は風が軽く、冬は風が重いという季節による違い、ガストの大きい日は乗りにくいこと、風向が安定している日の方が海面がまとまりやすいこと、波高だけでなく波周期によって波乗りのしやすさが変わることなど、数値だけでは表しにくい感覚も、できる限り数値化・ロジック化してPOINTや推定プレーニング率へ反映しています。この補正後のコンディションをもとに、推定プレーニング率、おすすめゲレンデ、おすすめのボード・セイルサイズを算出しています。
つまり、このアプリは単なる風予報アプリではなく、3つの予報モデル・最新の気象データ・30年以上積み重ねてきた経験を組み合わせ、自分自身の出撃判断をできるだけ再現することを目指したアプリです。この出撃判定の結果をもとに、過去10年間・287回分のブログ経験データと比較し、「過去の自分なら、このコンディションで出撃しただろうか?」を判断するのが、次に紹介する「ブログ経験AI」です。
ブログ経験AI(過去10年・287回)
このアプリ最大の特徴です。2016年1月から2025年12月までの10年間・287回分の出撃記録をWordPressブログのXMLから経験データとして取り込み、活用しています。一般的なAIのように「似た天気」を探すのではありません。「過去の自分なら、このコンディションで出撃したか」を探すAIです。
現在の予報をそのまま過去記事と比較するのではありません。まず、30年以上の経験をもとに現在の予報を補正し、その補正後のコンディションから出撃判定を算出します。その結果をもとに、「同一ゲレンデ・出撃判定・プレーニング率・使用ボード・セイル・風向・風速・波・季節」などを総合的に比較し、現在の条件に近い過去記事を探します。その結果をもとに、「同一ゲレンデ・出撃判定・プレーニング率・使用ボード・セイル・風向・風速・波・季節」を総合比較しています。そのため、「今日はほとんど乗れない予報なのに、爆風の日の記事が出てくる」という違和感をできるだけ少なくしました。条件に近い記録がない場合は、「過去10年間では、このようなコンディションで出撃した記録は見つかりませんでした。」と表示します。これも重要な情報です。過去の自分も、そのような日は無理に出撃しなかった可能性が高いことを教えてくれます。
さらに、過去の記事へのリンクも表示されるため、「なぜその道具を選んだのか、どれくらいプレーニングできたのか、実際の海の様子」まで振り返ることができます。
ブログがAIへ変わる仕組み
経験データは、手入力していません。ブログを書いたあとにWordPressのXMLを書き出し、自動で経験データへ変換しています。流れはとてもシンプルです。流れは、「ブログを書く → WordPress XMLを書き出す → 経験AIを更新する」。たったこれだけです。つまり、ブログを書き続けるほど経験データが増え、経験AIもより自分らしい判断へ近づいていきます。
使用している気象データ
気象データはOpen-Meteoの3つの予報モデルを利用しています。ただし、このアプリは予報をそのまま表示するのではなく、自分自身の経験による体感補正を加えたうえで出撃判定を行っています。週間風予報や最終判断では、Weathernews、Yahoo!、SCW、有料版の海快晴もあわせて確認しています。このアプリは、それらを確認する前に最初に開く「出撃判断の司令塔」として活用しています。
今後のアップデート
完成版とはいえ、このアプリはこれからも少しずつ成長させていく予定です。
今後は、「類似コンディション検索の精度向上、AIコメントの充実、統計・分析機能、出撃履歴のグラフ表示、ブログとのさらなる連携」なども追加できればと思っています。
このアプリの主役はAIではありません。30年以上積み重ねてきた、自分自身の経験です。その経験には、数値だけでは表せない「風の重さ」「ガストの強さ」「風向の安定」「波の質」といった、長年海へ通う中で自然と身についた感覚も含まれています。AIが判断しているのではありません。AIは、30年以上積み重ねてきた私自身の経験を整理し、現在の予報と照らし合わせながら、「過去の自分なら、このコンディションでどう判断しただろう?」を思い出させてくれるパートナーです。
そして、30年以上書き続けてきたブログは、単なる思い出ではなく、これからの出撃判断を支える「経験データベース」へと進化しました。これからもブログを書き続けることで、このAIも自分と一緒に成長していこうと思っています。
凄いですね~
AI導入しオリジナルアプリ作成
運用結果が楽しみです
オデッセイさん
生成AIの凄さにとっても驚かされています。昔は、サーバー用意して、コード書く勉強もして、一所懸命コード書いてバグとりしながら何か月もかけて作るのがあたりまえ。期間も技術も必要な時代でしたが、今はこんなアプリでもChatGPTだと月3000円かけたら、やりとりしながらどんどんよい形にしていって1日でけっこう良い感じのアプリが作れちゃいます。
その作ったものをプログラミング知識ゼロで、1分あればWebアプリで公開できちゃうんです。生成AIにつくってもらったZIPを解凍して、Netlify Dropにドラッグ&ドロップすれば、すぐに世界公開。ほんと、ビックリです。
こんばんは~
凄いもの作りましたね!!!
さすが千葉ヒデさんですわ~
30年間のブログに残されたデータは貴重ですよね
急ぎませんので、結果もお知らせくださいね~
ドリも仕事を辞めたらブログをどうしようか考え中です
もっと簡単にしたいと思ってますが・・・
ドリビーさんへ
いつもコメントありがとうございます。
アプリは、かなり納得いく内容になりました。
あとは、使い勝手として機能するか?
一ヶ月程度、使ってみたいと思います。
ブログ、SNSの時代となり、こちらへのコメントがほんと少なくなったこともあり、わたしもどうしようかと迷ったこと多数。ただ、ブログ見てます!と声かけてくれる人も多いし、このブログのおかげで、いろんなみなさんとつながりができたこと、大変うれしく思っています。その交流もブログの歴史と同じくらい続いています。
まさに継続は力なり。わたしは、無理しすぎない範囲で、ブログは続けていこうと思っています。